2019 魚野川解禁

kazeoyomu

2019年03月02日 23:51




     昨年の9月末、台風迫る中での最終釣行依頼、禁漁の半年が過ぎ


    解禁を迎える魚野川にいち早く駆けつけました。



    ズバリ今回の狙いは雪代岩魚、前回のヤマメとは異なります



       
     え~ここで本題に入る前に最近の釣行としては、先だって解禁を迎えた犀川漁協管内にも


     足を運びましたが、チビをバラシたのみの貧相な決末となりました




    その犀川漁協が今週の月曜日、4日後の金曜日にこの魚野川釣行




     気持ちは盛り上がっていましたが、身体の方はそうでもなかったようで、


     毎回の一般道の往復で、今回は出発1時間で睡魔に襲われ、メガシャキっを投入



     行きからこれでは帰りの道中が思いやられます。でもそこは釣り人の性



     いい魚に出会えれば、眠気なんて一瞬で吹っ飛びます




     途中のコンビニで釣り券を購入、季節がらこの時期の朝のコンビニはスキー&スノーボ―ドのお客さんが



     圧倒的に多い。思い起こせば20年位前は自分もこちら側でしたね


  
      そんな感慨にふけながら両サイドを雪山にかこまれた国道をドライブ




      少し遅めの到着です。事前に仕入れた情報では未踏の雪原を河原まで行くにはスノーシューなどが


      必要との事でしたので私、これを持参







     2017年の中禅寺湖解禁、大雪に見舞われその際に山側踏破の際に購入済でした




     その時にも大活躍でしたが、今回は雪が少なく期待を裏切られた感じ



     でもそのおかげげ水辺までのアクセスはかなり楽だったと思います。





      清流魚野川、河原を雪に囲まれた中での釣りはまた格別です








      自分はまだ岩魚釣りの経験が乏しく、更に本流に居着く大岩魚ともなれば全くの無知




      流すポイントも手探り状態





      かんじきを付けて歩き、汗だくになってたどり着いたとあるポイント



      本筋ではなくいわゆる分岐の流れ、しかしその流れはある程度の深さが有り両サイドは切り立ち


      エグレなど魚が見を隠す場所も豊富。

      立ち位置はカーブの内側、アウトサイドにルアーを落とし込んでねらっていきます



      途中何度も根がかりを繰り返し、底をとるタイミングを掴んできたその時、アウトからリフト&フォールを



      繰り返し手前1mに近づいたあたりでフォールするルアーがグイっと引き込まれました。



      とっさにロッドをあおるとその魚は異変に気づいたらしく一気に走り出しました。



      ジ、ジィーと唸りを挙げ回転するリールを気にしながらドラグを占め、相手が止まるのを待ちました。



      相手もここで一休み、こちらもただならぬ相手に本気で臨むため、水の中に降り立ちポジショニング確認



      さらにロッドを絞るとこれまたガンガン瀬へと下っていってしまいました。ここまで一度もジャンプは無し


   
      さらに下ろうとする奴を今度はスプールを手で抑え、フルロック


      魚はじわじわと移動し、また一休み


      ガンガン瀬は一緒に下ることが出来ない感じでしたので、ここで勝負をつけなければ



      ここまでバレずにいたので、フッキングは決まっていたと思い、ロッドのバッドを抑えながら


      両手で奴を引きずりだそうと後ろずさりすると、奴もこちらに寄せられはじめ、よしっと思った瞬間



      ふわっと


       まさか、外れた⁉



       いや、奴も観念したのかもしれないと、微かな希望の中ルアーを

       

       回収すると、ベリーのフックが伸びていました






        正直ここまでのファイトとは想像できませんでした



        そもそも7f台のロッドで臨んだのも間違いでした



 
        バラシた悔しさが最初のうちは、頭の中を埋め尽くしていましたが




        じわじわと湧いてきたのは、 魚野川すげぇー


      ランのテールで水に漬かりながら、一人笑顔で天を仰ぐ




         そしてまた、雪原を踏みしめる





         川を横切り、未知の場所へ




   
         太い流れを障害物が遮り、その溢れた水がエネルギーを保ったまま下へと注ぎ


  
         深みを形成したような深瀬




         ここにも奴が?




  
         少し下流からディープダイバーをアップクロスに投げ、流れになじませドリフトさせる



  
         底を感じながら手前でルアーをターン



 
          イメージは出来ている



 
          何度もトレースラインを変えて、試みるがさっきみたいには行かない






          そのポイントを釣り終わり次の場所へと歩いているとこちらへ向かって歩いてくる釣り人が



 
  
          いつものように挨拶すると、その方はぶっきらぼうな素振り


 
      
           まあ十人十色なので、そこは気にせず釣り人の社交辞令


  
           いいの出ましたか?ってにこやかに尋ねると「足元見てみ」とボソッと一言



 
           なんだこりゃ


 
           そこにはストリンガーにつながれた50は優に超えるモンスター岩魚が




           俺の欲しかったのは、これだ‼





           その方に、詳しく聞くとやはりさっきやった深瀬でヒットとの事



 
           狙いは合っている



 
  
           少しずつだけれど、そこに近づいて来ている感じがしてきました




 
             


           その後も、夕方まで釣り歩き、途中雨が本降りになり身体も濡れ日没を迎える







           一日歩き回り、結果釣れず仕舞い



           往復7時間近く運転に費やし

 
           それでもまた来たいって思える





           もちろん帰り道は眠くはならなかった

 
  

           峠手前からまさかの吹雪に見舞われましたが、問題なし



 

   
           ますマス釣りが好きになりました




    
   

関連記事